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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.28 15:14
更新日: 2017.06.28 15:20

ビルヌーブ、ベッテルの接触は「醜いものだがF1ドライバーの感情が見えた」と擁護

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F1 | ビルヌーブ、ベッテルの接触は「醜いものだがF1ドライバーの感情が見えた」と擁護

 元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブは、アゼルバイジャンGPでセバスチャン・ベッテルが怒りのあまりルイス・ハミルトンに接触した出来事は、F1ドライバーにも感情があることを示したと語り、擁護している。

 ビルヌーブは1997年ヨーロッパGP(ヘレス)でのタイトル決定戦の際、ミハエル・シューマッハとの接触に巻き込まれている。ビルヌーブはチャンピオンを獲得したが、フェラーリのドライバーだったシューマッハは、このシーズンのドライバーズ選手権2位を剥奪される結果となった。 

 ビルヌーブは、ベッテルの行為は当時の事故より危険ではないと主張する。

「状況がまったく違う。彼らは時速10マイル(約時速16キロ)で走っていたんだ。誰が気にするものか? もちろん醜い行為ではあったが、実際のところルイスは彼にブレーキテストをしかけていた」

「僕もドライバーだし、同じ立場だったことがある。僕にこんなことをしかけるドライバーがいたら、セブと同じことをしただろうね。新しいルールのもと、彼は最大のペナルティを受けたと思う」

 FIAが調査に使用したテレメトリーデータによって、ハミルトンがベッテルにブレーキテストをしたという主張は退けられた。ビルヌーブは、ベッテルが怒りで身振りをした際、操作を誤ってハミルトンへ接触したとの見解を示す。

「彼がハミルトンに当てようとしていたとは思わない。ハンドルを片手で握りながらハミルトンを睨み、指をさしていた」

「あんなふうに片手でハンドルを切って当てたりしない。そんなことをすれば自分のマシンを壊すことになる。ぶつけるつもりなら、両手でハンドルを握るさ!」

「ある意味、ドライバーにも感情があることがわかって満足だよ。良いことだし、面白い。チャンピオンシップを争う2人のドライバーが互いに怒りをぶつけたが、結局のところダメージは何もなかった」

「何がそんなに問題なんだ? TVでそんな彼らが観れるなんて最高じゃないか。ルイスが(バルテリ・)ボッタスにベッテルを抑えるよう頼むより、ずっといい。あれは恥ずべきことだった」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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