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F1 ニュース

投稿日: 2017.07.05 07:10
更新日: 2017.07.04 19:25

マクラーレン、ロン・デニスが保有する株式取得にむけて最大で約730億円の社債を発行

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F1 | マクラーレン、ロン・デニスが保有する株式取得にむけて最大で約730億円の社債を発行

 マクラーレン・グループは、前会長兼CEOのロン・デニスが保有している株式の取得資金を工面するため、債券を発行して推定5億ポンド(約730億円)を調達する予定だ。

 37年間にわたりマクラーレンの実権を握っていたデニスだが、同じく株主であるハマド・ビン・イサ・アル・カリファとマンスール・オジェとの内部抗争の末、2016年末にCEO職から退いている。

 マクラーレンは先週、グループの株式のうち2億7500万ポンド(約400億円)と見積もられるデニスの持ち株分を取得する予定だと発表した。

 取得資金の調達にむけて、マクラーレンは証券市場で債券の新規発行をJPモルガンに依頼した。報じられるところでは、債券の発行がうまく進めば最大で5億ポンド(約730億円)の調達が可能で、その場合は一部を将来予定される株式公開費用に充当できる可能性がある。

 資本市場の活用には、グループの高級車メーカー部門であるマクラーレン・オートモーティブの好業績が間違いなく後押しとなるだろう。同社は2016年に成長率と収益で最高記録を達成している。

 先週決算を発表したマクラーレン・オートモーティブの業績は2010年の業務開始から大きく伸びており、2016年には売上が2倍の3,286台、利益は70%増の920万ポンド(約13億円)を達成した。

 同社は2022年末までに4,500台の販売を目指しており、そのうち少なくとも半分をハイブリッドのパワートレーン搭載車が占めるだろうと予測している。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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