F1のモータースポーツ担当マネジングディレクターであるロス・ブラウンが、ホンダが望むのであれば、苦境から抜け出すための手助けをする用意があると改めて発言した。ブラウンは、将来、F1レギュレーションを見直し、新たなマニュファクチャラーが参入しやすい環境を作りたいとの考えも示している。
カナダGPの週末、F1のスポーツ面を取り仕切るブラウンが、F1にとってホンダは大事な存在であり、状況を改善するためのサポートをしたいと発言した。
「彼らが今後やるべきことを明確にする手助けができるかどうかを確認するため、彼らと話をしてきた」とロス・ブラウンはBBC Sportに対して語った。
「我々はホンダはこのスポーツの重要なメンバーであると考えている。もし今後改善していこうという彼らの取り組みをサポートするために我々にできることがあるなら、それを実行する」
この発言を受け、ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、ブラウンと話をしたと述べていた。
カナダでのコメントに続き、ブラウンは最近改めて、ホンダへのサポートについて発言を行った。
「ホンダが我々に助けを求めてくるのであれば、そしてそれが我々に可能な範囲であり、競争上、不公平な状況を生み出すものでなければ、手を差し伸べるつもりだ」とブラウンが語った。
「ホンダのための特別な技術的条件について交渉を行うつもりは全くない」
「ホンダのところに行って、エンジンのデザインをこうすべきだ、という話をしようという提案を行っているわけではない。ただ、F1に関与する我々が、彼らの野望を達成する手助けができるなら、そうするという話だ」