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F1 ニュース

投稿日: 2017.07.09 12:28
更新日: 2017.07.09 19:14

F1 Topic:なぜ、ホンダパワーユニットのMGU-Hとターボは壊れるのか?

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F1 | F1 Topic:なぜ、ホンダパワーユニットのMGU-Hとターボは壊れるのか?

「予想外のトラブルと言いたいところですが、いまMGU-Hは信頼性が万全と言える状況ではないので……」 

 オーストリアGP初日にアロンソのMGU-Hに不具合を発見し、2日目に向けて交換する決断を下した長谷川祐介ホンダF1総責任者は予選後、そう言って肩を落とした。ホンダのグランプリ期間中のMGU-HのトラブルはバーレーンGP、モナコGPに続いて3回目だ。

 ホンダはバーレーンGPの後、応急処置を施した仕様でスペインGPとモナコGPを戦ったが、モナコGPでジェンソン・バトンのMGU-Hに再びトラブルが発生したため、根本的な対策を施した仕様をアゼルバイジャンGPから投入している。

 したがって、今回再び起きた問題は、ホンダにとって、厳しい現実となった。なぜ、これほどまでにホンダのMGU-Hは壊れるのか。

 長谷川総責任者は「対策そのものはベンチ上で、効果が出ていることは確認しています。ただ、サーキットで走らせると、いろんなことが起きてしまう」と状況を語る。

 バーレーンとモナコで起きた問題は、ベアリングだった。「ベアリングのタフネスさが足りなかった」(長谷川総責任者)というホンダは、回転数と温度という状況面での耐久性を上げた仕様をアゼルバイジャンGPから投入した。

 ところが、再び問題は起きた。何が起きているのか?
「はっきりわかっていることは、オイルとか水とかミストがターボの中に入ると良くない状況になるということです」と長谷川総責任者は説明する。どういうことか。


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