2017年F1第9戦オーストリアGPで予選トップ10に入ったドライバーが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=1位
格別の気分だよ。僕にとってはまだ2度目のポールだけど、これから何度も経験できるといいね。
Q3でのラップは、完璧ではないにせよ良いアタックだった。今日はマシンに乗っている時の自信を深めていくことが重要だった。それをうまくやって、キャリア2度目のポールを取ることができたのだからすごくうれしい。
明日は後ろを気にするよりも自分のレースに集中していく。だからといってフェラーリ勢を見くびっているわけではないよ。接戦で、きっと面白いバトルになるはずだ。ルイス(・ハミルトン)が順位を上げてきて、僕らふたりでチームのために多くのポイントを獲得できることを願っている。
明日は天候が重要な要素になるかもしれないが、トップでスタートするのだから雨でなくても不満はない。マシンの感触は、特に燃料が多い状態で素晴らしく良いから、勝つための準備はできている。優勝だけが目標だ。ロシアから、ずいぶん時間がたってしまったからね。
(予選トップ3記者会見で、「8番グリッドからスタートするハミルトンがトップ集団に追いつけるように、故意にペースを落とすという戦略をとるつもりはあるか」と聞かれ)決勝前の戦略プランを見る限り、その手の予定はない。僕らは、いいスタートを切って、優勝することに集中するべきだ。ここでそういうゲームを始めたら、かなり厄介なことになる。後ろのマシンがDRS圏内に入って、スリップストリームを得たら、たったひとつのミスで勝利を失ってしまうかもしれないんだ。だから今の時点でそういうプランはないよ。
ルイスは(後方グリッドからでも)いいレースをするチャンスはある。ギャップを削って、チームのために大量のポイントを稼げる可能性はあると思う。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
2回目の走行で、(バルテリ・)ボッタスよりいいタイムを出したかった。もっとうまくやれたはずなんだ。でも、最終的には自分のラップに満足している。マシンはとても調子が良いしね。
メルセデスはいつも予選ですごく速いけど、今日は接戦になったね。
明日は長いレースになるし、いろいろなことが起きるだろうけど、問題ないと思っている。一番重要なのは予選でマシンの調子が良かったこと。自分たちのレースを走り、結果に期待したい。間違いなく厳しいレースになるだろうが、何ができるかを考えよう。
(ポールを取るのに)十分な速さがなかったね。最後のランに賭けてたんだけど、(ロマン・グロージャンがストップしたことで)イエローフラッグが出て、期待外れの幕切れになってしまった。