あるF1ネットメディアが「ホンダのF1ワークス参戦」について報じた。それによれば、「将来的には可能性がある」という。
しかし、ホンダはこの件を明確に否定している。なぜ、このようなニュースが流されたのか。それはFIAが金曜日に行った定例会見のトランスクリプト(口述を清書したもの)が長谷川祐介ホンダF1総責任者の発言を誤った言葉で発信してしまったからである。
ネットメディアは長谷川総責任者の発言を次のように伝えている。
「とりあえず、いまのところは我々にはチームを持つというアイデアはあります。しかしながら、F1では何が起こるかわかりません。いずれにしろ、そのようなアイデアはあります」
トラススクリプトでも、長谷川総責任者は次のように語っていたことになる。
“So far we have an idea to get, to have a team ? but of course for the future, so that nothing, anything has happened in Formula One. We have an idea, at all.”
だが、筆者は会見場に出席していたが、長谷川総責任者はそのようには発言していない。では、なんと言っていたのか。それを記そう。
“So far we have no idea to get, to have a team ? but of course for the future, so that nothing, anything has happened in Formula One. We have no idea, at all.”