2017年F1第10戦イギリスGPのフリー走行3回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
気温15度、路面温度20度のドライコンディションで始まった土曜日最初のセッション。雨の予報が出ていたため、各車セッション開始と同時に周回を開始した。
まずタイムを記録したのはザウバーのパスカル・ウェーレイン。その直後に1周目を完了させたトロロッソのダニール・クビアトは、トラックコンディションに問題はなく、コース上に雨は降っていないとチームに報告した。
しかしその3分後、フェラーリのキミ・ライコネンはチームに対して雨が降り始めたと報告。同時刻にフォース・インディアのセルジオ・ペレスもコース上に雨が降り始めたとチームに伝えた。
前日行われた2度のフリー走行で同僚バルテリ・ボッタスに先行を許したメルセデスのルイス・ハミルトンはセッション開始10分で最速タイムを出しボッタスの前に。
スタートから30分経ったところで3、4コーナー周辺の雨脚が強まってきたとライコネンは無線で伝えたものの、ハミルトンはさらにタイムを0.7秒改善し、週末ここまでのベストタイムを記録した。
セッションの前半ではミディアム、ソフト、スーパーソフトが入り混じったタイヤ選択となっていたものの、後半からは各チームスーパーソフトを選択し計測を行った。
開始40分が経ったところでマクラーレンのフェルナンド・アロンソは1分30秒138のベストタイムを記録。しかし同僚のストフェル・バンドーンには0.05秒届かなかった。
セッション残り15分に差し掛かったあたりで雨が本格的に降り出したため各車ガレージへ。このままFP3終了かと思われたものの残り3分で全車がコースイン。インターミディエイトタイヤを1、2周テストしたところでセッションが終了した。
Pos. |
No. |
Driver |
Team |
Time |
Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’28.063 | 18 |
2 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’28.095 | 14 |
3 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’28.137 | 20 |
4 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ | 1’28.732 | 15 |
5 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’29.480 | 14 |
6 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1’29.612 | 15 |
7 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’29.819 | 14 |
8 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’29.904 | 13 |
9 | 19 | F.マッサ | ウイリアムズ | 1’29.959 | 19 |
10 | 2 | S.バンドーン | マクラーレン | 1’30.088 | 19 |
11 | 14 | F.アロンソ | マクラーレン | 1’30.138 | 17 |
12 | 31 | E.オコン | Fインディア | 1’30.172 | 19 |
13 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’30.270 | 15 |
14 | 30 | J.パーマー | ルノー | 1’30.302 | 16 |
15 | 11 | S.ペレス | Fインディア | 1’30.416 | 16 |
16 | 26 | D.クビアト | トロロッソ | 1’30.504 | 20 |
17 | 55 | C.サインツJr. | トロロッソ | 1’30.515 | 19 |
18 | 94 | P.ウェーレイン | ザウバー | 1’30.621 | 24 |
19 | 9 | M.エリクソン | ザウバー | 1’30.630 | 24 |
20 | 18 | L.ストロール | ウイリアムズ | 1’31.358 | 18 |