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F1 ニュース

投稿日: 2017.08.11 14:12
更新日: 2017.08.11 14:15

加速するEVシフトのなか、F1に「純粋なレースへの回帰」を求める声

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F1 | 加速するEVシフトのなか、F1に「純粋なレースへの回帰」を求める声

 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、自動車メーカーが次々にフォーミュラEへの参戦を決めるなか、F1は岐路に直面しているとの考えを示し、フォーミュラEとは逆の方向を目指すべきだと主張した。

 モータースポーツの最高峰であるF1は、現行のエンジンルールは2020年末で効力を失うため、それ以降の規則についてすでに議論をスタートしている。次世代エンジンのフォーマットについて正しい方向を選択することが今後のF1の発展において重要な鍵になりそうだ。

 将来のエンジンに関する最初の討議では、ハイブリッドコンポーネントを減らし簡素化されたV6ツインターボのパワーユニットを採用するという意見が出されたと伝えられたが、ホーナーは慎重に選択を行う必要があると主張した。

「悪しき妥協をして結論を出すことがないことを願っている」とホーナーはAuto Motor und Sport誌に述べた。

「多くのマニュファクチャラーがフォーミュラEに参入しようとしている。そこで彼らは将来の技術を試すことができるのだ。ポルシェ、メルセデス、ルノー、アウディ、ジャガー……F1でもこれほど多くのメーカーが参戦していたことはない」

「フォーミュラEにかかる予算はF1の5パーセントだから、大規模自動車メーカーはフォーミュラEに参戦し、フェラーリやアストンマーチン、ランボルギーニなどのスポーツカーメーカーはF1で活動するだろうと推測している。そこが彼らの活動領域だ」

2016/17フォーミュラE第6戦パリePrix スタートシーン
2016/17フォーミュラE第6戦パリePrix スタートシーン

「そういうわけで私はF1が岐路に直面していると考えている」とホーナーは言う。

「政策を信じるなら、2030年には我々は皆、電気自動車を運転することになる。だからこそF1はその対照に位置するべきだ。人とマシンによる純粋なレース、世界最高のドライバーたちと燃焼機関で走るマシンが展開する競争によってね」

「マニュファクチャラーはフォーミュラEで新しい技術によって競うことができる。F1はルーツに戻るべきだ」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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