ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、今のF1にはグリッド下位の小規模チームがもはや存在せず、若手ドライバーがこのスポーツに参入するためのチャンスが乏しくなっていると嘆いた。
HRT、ケータハム、マノーといったチームはこの数シーズンの間に消滅した。フェルナンド・アロンソやマーク・ウエーバーを輩出したミナルディは、2005年末にレッドブルに買収され、トロロッソへと姿を変えた。
トロロッソはレッドブル・レーシングのジュニアチームとして若手を育成する場を提供しており、ザウバーはフェラーリとの提携を通じてそれと似たような役割を担うことを考えているものとみられる。そういったチームがあることで、レッドブルやフェラーリのジュニアドライバーたちにF1への道が開かれることになるが、現状では、他の若手にはチャンスはほとんど存在しない。