2017年F1ベルギーGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは11位だった。
土曜朝の時点でストフェル・バンドーンはパワーユニットおよびギヤボックス交換によって65グリッド降格され、最後尾スタートになることが決まっていたため、予選に関してはチームはフェルナンド・アロンソにできるだけ上位を確保させることに集中、ドライバーふたりがトウを利用し合いながら走る戦略を立てた。
Q2の2回のランのほとんどをアロンソはバンドーンのすぐ後ろを走り、トウを利用してタイムを稼ごうとしたが、最後のラップの最終セクターでデプロイメントを失ったため、タイム更新ならず、11位となり、Q3進出は果たせなかった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=11位
全体的なパフォーマンスを見れば、最終的に今日はポジティブな一日になったと思う。Q2では(一時は)トップタイムから1.5秒差だった。これは僕らにとってはポールポジションのようなものだ。だが(最後の)ラップの終盤に(デプロイメントの)問題が起きたことで、Q3に進めなかった。本当なら今日はQ3に進出できたと思う。
チームは素晴らしい仕事をした。ストフェルが(グリッド降格)ペナルティを受けることを考慮して、ストレートでもう一台のマシンにスリップストリームを使わせるという方法を試みた。だが、Q2最後のアタックという悪いタイミングでデプロイメントに問題が起こり、ターン11とターン12の間で0.6秒失ってしまった。それではタイムを更新することが不可能だったので、そのラップを断念した。
明日は11番グリッドからスタートする。スパでこの位置というのは少し驚きだ。それにコンパウンドを選べて新品タイヤでスタートできるから、10番グリッドよりはいいと思う。