ウイリアムズがフェルナンド・アロンソに2018年のF1シートをオファーしたという噂が、ベルギーGPの土曜日にスパのパドックを駆け巡った。発端はドイツの複数のメディアが「ローレンス・ストロールが息子のランス・ストロールが所属するウイリアムズに対して、アロンソを獲得してほしいと働きかけている」と報道したためだ。
だが、アロンソの地元であるスペインのメディアは冷静だ。あるスペイン人メディアは言う。
「もちろん、その件に関して、フェルナンドはわれわれ地元メディアにもイエスともノーとも言わないが、話をしていれば、表情や態度でイエスかノーぐらいはわかる」
つまり、そのスペイン人は、アロンソがウイリアムズに行く可能性はないと考えていた。
では、なぜこのような噂が流されたのか。それはアロンソがマクラーレンに対して揺さぶりをかけているのではないかと、そのスペイン人記者は分析する。
「夏休み前、フェルナンドはザック(・ブラウン/エグゼクティブディレクター)に対して、残留の条件として4000万ユーロ(約52億円)を提示したが、ザックは現在の3500万ユーロ(約45億円)が限界だと突っぱねた。
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