2017年F1イタリアGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンはともにリタイアした(アロンソは17位完走扱い)。
土曜夜にバンドーンのMGU-Kに問題が見つかり、PU内のこのエレメントを交換することになったが、作業には非常に時間がかかり、パルクフェルメの制限もあるため、時間内に終えることは不可能であると判断。そのためエンジン全体を交換することになり、新しいMGU-K、MGU-H、ICE、ターボチャージャーを導入した。それによってバンドーンは25グリッドの降格ペナルティを科され、18番グリッドからのスタートとなった。一方フェルナンド・アロンソは金曜に行ったパワーユニット交換により35グリッド降格され、19番グリッドについた。
レース序盤にふたりとも順位を上げたが、アロンソは早い段階からギヤボックスのセンサーに問題を抱え、アップシフトに苦しみながらのレースとなった。一時は11番手まで上がったものの、ギヤボックスの不具合は悪化していき、センサーに問題があるためにチームがモニターすることもできなくなったため、予防的措置で51周目にピットに呼び戻され、リタイアすることになった。
バンドーンは順調にポジションを上げ、トップ10圏内を走ったが、パワー低下を訴え、34周目にリタイアした。
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