ホンダF1の元エンジンコンサルタント、ジル・シモンが技術部門の責任者としてFIAに加わった。
FIAは技術部門に変更を加えており、シモンの就任もその一環である。FIAではシングルシーター選手権すべてを担当するための、新部門が創設されようとしている。
シモンは2010年にもFIAの技術兼パワートレイン担当ディレクターを務めた経験があり、それ以前はルノー、プジョー、フェラーリにも在籍。直近では2015年から2017年シーズン序盤まではコンサルタントとしてホンダのパワーユニット開発に携わっていた。
当初、彼の関与はチームの舵取りを安定させ、マクラーレンとの円滑な関係を築くための助けとなった。しかし2017年の新型パワーユニットが期待はずれのものとなり、シモンはホンダを離れる決断をした。
新たなポジションでのシモンは、FIA主催の選手権ラインアップを発展させる目的のもと、新たな技術的解決策の評価をすることになる。FIAは声明の中で、以下のように述べている。
「スポーツ担当事務総長直属で、ジル・シモンはFIAのテクニカルディレクターに就任する」
「FIAの戦略的かつ公正なビジョンと合致する、意欲的で実用的な技術面の解決策を提案し、選手権の発展に貢献するだろう」
「そのためにも、彼は選手権のグローバル運営を担当するFIAの部門、そして安全部門とも密に協力しあって仕事を進める予定である」
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