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F1 ニュース

投稿日: 2017.09.07 13:44
更新日: 2017.09.07 16:35

今宮純によるF1ベルギー&イタリア採点:完走レースでほぼポジションアップするリカルドの力

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F1 | 今宮純によるF1ベルギー&イタリア採点:完走レースでほぼポジションアップするリカルドの力

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。 

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 今回は2連戦ベルギーGPとイタリアGPをまとめてチェック。高速戦だけにPU寄与率が高いコースで『ドライバー力』を焦点に。

☆ ジョリオン・パーマー(13位/リタイア)
 スパでは自信を取り戻したかのようにフリー走行からニコ・ヒュルケンベルグに先行。Q2を7位通過後、Q3でギヤトラブルが起き、またもグリッドダウン。モンツァではフェルナンド・アロンソ相手に食い下がるも(ペナルティ)、トランスミッション破損。自信回復の兆しは見えたが……。

2017年F1第13戦イタリアGP ジョリオン・パーマー

☆ ロマン・グロージャン(7位/15位)
 根っからのファイターなのだ。水浸しモンツァ・ストレートでプッシュまたプッシュ、あげくにスピン。その前から「これでは無理だ」と言いながらも、とことん攻めていったグロージャンの闘志。

☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(6位/13位)
 スパの予選では3戦連続、トップ4チームに相当するベストタイム。レッドブル勢に続くポジションだ。ロー・ダウンフォースで臨んだモンツァでは加減速時でのスタビリティを欠き、トップスピードも伸びず大苦戦。アップデートが限られている現状はつらい。

☆☆ ランス・ストロール(11位/7位)
 突然、新人が伸びるときはある。スパのフリー走行からフェリペ・マッサを上回り、雨のモンツァで“覚醒”。予選ではとくにアスカリとパラボリカで深く進入、ウエットでの攻撃的なブレーキングによって予選4位(グリッド2位)。4台バトルのレースでもしっかり7位、高速コースをマスター。

2017年F1第13戦イタリアGP 決勝で2番グリッドからスタートしたランス・ストロール


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