レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPでのペナルティを批判したことについて、自分にはF1で大きな誤りが起きた場合にはそれを指摘する義務があると発言した。
決勝ファイナルラップでフェルスタッペンはキミ・ライコネンを抜いて3位に上がり、表彰台を獲得したかに思えた。しかしフェルスタッペンがオーバーテイクの際に4輪がコースから外れた状態でアドバンテージを得たと判断したスチュワードは、彼に5秒のタイムペナルティを科すことを決めた。これによってフェルスタッペンは4位に降格、表彰式に出席する準備をしていた彼は、控室から引き上げなければならなかった。
この裁定に不満を抱いたフェルスタッペンは、決勝直後、スチュワードとその決断を激しく批判した。
「僕らはものすごくいいレースをしていた。でも、こんなばかげた裁定を下すようであれば、結局はF1というスポーツに致命的なダメージを与えることになる」とフェルスタッペン。
「愚かなスチュワードがひとりいて、いつでも僕に不利な裁定を下すんだ」
「全員がいたるところでコースからはみ出しながら走っていた。(バルテリ・)ボッタスの時も同じだ。僕が仕掛けたら、彼はコースからいったんはみ出して、戻って来た。彼は間違いなくそれによってメリットを得たのに、それに対しては何のペナルティも科されなかった」
「このスポーツ全体にとってよくないことだ。何が許されないのかを、規則上で明確にすべきだ」
「彼らが下した判断について、抗議することもできない。おかしな話だよ」
「ファンは(オーバーテイクシーンを)喜んでくれている。そういうことをしたのに、表彰台からそのドライバーをつまみ出して、帰れと言うなんて!」
「ファンにとってもよくないことだ。来年は皆、来ない方がいいよ。これではスポーツとして意味をなさないからね」