マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、2017年最終戦F1アブダビGPは楽なレースにはならないだろうと予想しているが、それでもチーム全員の努力が報われるようないい結果を出してシーズンを締めくくりたいと語った。
アブダビは2017年の最終戦であると同時に、マクラーレンとホンダが共に戦う最後のレースになる。両者のパートナーシップは2015年にF1に復活したが、トップに立つという目標に届かないまま、契約半ばの今季末で袂を分かつことが決まった。
「またシーズンが終わろうとしているけれど、アブダビは1年のレースの締めくくりで訪れるのに最高の場所だ」とアロンソ。
「ここには独特の雰囲気がある。今年は早く過ぎたように感じるけど、シーズンの終わりだと感じるのと同時に、一年中懸命に働いてきたチームの皆は、冬の休暇を楽しみにしているだろう。つまり全員が、シーズン最後のレースで良いパフォーマンスを発揮したいという大きな期待を抱いているということだ。最終戦はたいていは素晴らしいレースになるし、皆がシーズンを好調子で終えようと、持てる力を全て出してくる」
「ヤス・マリーナは僕たちにとってはブラジルよりもトリッキーなサーキットだ。インテルラゴスでは予想外に良い結果を出すことができたけれど、アブダビは前戦よりも厳しいチャレンジになると予想している。もちろん、良い成績でシーズンを終えたいとチーム全体が思っているから、MCL32のパフォーマンスを余すところなく引き出すために懸命な作業をしているところだ。このコースはオーバーテイクが難しいから、予選は重要だ。週末のできるだけ早いうちに正しいセットアップを見つけることが大切だ」
「このサーキットでのレースは、シーズンの締めくくりとして非常に特別なんだ。黄昏時にレースが始まり、終盤には日が落ちる。コンディションが絶え間なく変わるからドライバーにとっては面白い。今年のマシンでこのコースを走り回るのはとても楽しいに決まっているよ。レースを楽しみにしているし、チーム全員の努力が報われるような力強い結果でシーズンを終えられることを願っている」