ダニエル・リカルドは、元チームメイトのダニール・クビアトが1年間F1から離れることは、彼にとって良いことかもしれないという考えを示した。
「ダニールが1シーズン休むことになるのは、かえって良いことかもしれない。彼には仕切り直しが必要だ」と、リカルドはロシアのTass通信に語っている。
クビアトは2014年にトロロッソからF1デビューを果たし、その翌年にはリカルドとともにレッドブルへと昇格。しかし2016年はたった4戦を終えたところで突如マックス・フェルスタッペンとの交代が決まり、トロロッソに降格させられている。
今シーズンのマレーシアGPと日本GPではブレンドン・ハートレーにシートを取って代わられ、23歳のクビアトの将来は不確定なものとなった。チームはその後、クビアトを完全に放出したことを発表している。
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコはドイツのAuto Bild紙に「クビアトがチームに戻ることはない。長期的に見て、彼が成績を好転させることはできないと考えている」と述べた。
レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「我々の意見では、残念ながらダニールはシートの維持を保証するに足る実力を示せなかった」と語る。
レッドブルの決定により、クビアトは2018年のシートを失った状況となっている。フェリペ・マッサの後任としてウイリアムズに拾われるのではと囁かれもしたが、その噂は立ち消えとなった。しかしリカルドは、これでクビアトの将来が閉ざされたわけではないと主張する。