最終戦アブダビGPでの各チームは、来季2018年に向けてのアップデートが目立った。中で注目を集めたのが、フェラーリのディフューザー、レッドブルのフロントウィング、そしてハースのコクピット保護システム“ハロ”に加えた改良だった。
・レッドブルがフロントウィングのデザインでライバルに追随
2018年マシンとなるRB14の最終形と考えていいのか、レッドブルが新型フロントウィングをテストした。レッドブルのフロントウィングのフラップはこれまで、Y250と呼ばれる渦流を効果的に作り出すために、イン側が他のマシンよりも上向きになった独創的なデザインだった。それがアブダビの初日二日目に試された仕様は、ライバルマシンに追随する形でフラップイン側は地面に向かって湾曲。1枚目はほとんどウィング本体のメインプレインに接触している。
一方で、前輪が起こす乱流を排出するためにウィング外側に形成されたトンネルは、いっそう大きくなっている。
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