ルイス・ハミルトンは、F1は正しい方向に向かっているものの、接近戦ではF2にも劣っていることは異常だと考えている。
4度のF1世界チャンピオンのハミルトンは、今シーズンの活躍が高い評価を受けてふたつのBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)賞を受賞し、CEOのチェイス・キャリーも出席するなかF1の現状について語った。
他の誰もが思うように、ハミルトンもまたエンジン音の大きなマシンと、現在のF2の大きな特徴となっているような接近戦を望んでいる。
「レースドライバーの観点から言えば、カートのようにもっと接近したレースができるようになりたい」とハミルトンは語り、以下のように続けた。
「カートレースは、いまだにレースとしては最高の形なんだ。なぜなら皆お互いに接近して追いかけあうからね」
「今年のマシンは今までで最高だよ。次のステップを見据えてロス(・ブラウン)とチェイスとチームは、2021年の次世代マシンがさらに素晴らしくなるよう、本当に熱心に取り組んでいる」
「もっとマシンのサウンドが大きくなるといいね。もっと大きいタイヤを履くこともできるだろう。昔ジャッキー(・スチュワート)は大きなタイヤを使っていたのに、なぜ僕たちのタイヤは小さいのだろうか? ダウンフォースを減らしたら、もしかすると接近したレースができるかもしれない」
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