F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねる連載企画。今回は、弱冠20歳にしてF1歴7年のスペイン人記者ミゲル・カリカスだ。
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今年、F1では20歳のマックス・フェルスタッペンが2勝をあげて、昨年から一段と飛躍したシーズンを送った。そのフェルスタッペンに今年の日本GPでインタビューしていた若いジャーナリストがいた。
スペイン人記者のミゲル・カリカス。じつは彼もフェルスタッペンと同じ20歳の青年。現在のF1界で最も若いジャーナリストのひとりだろう。
だが、フェルスタッペンに質問していたカリカスには、フェルスタッペン同様、20歳という若さに似合わない落ち着きがあった。それは彼がこの仕事を始めたのが13歳からで、すでに7年間もF1の世界にいるからだった。
2011年に自分で『Todo F1(F1のすべて)』というウェブサイトを立ち上げたカリカス。その記事がスペインの自動車雑誌の編集長にの目に留まり、その年のイギリスGPから外部ライターとして仕事をスタートさせた。
ただし、学業との両立から最初の数年間は自宅での仕事が主で、サーキットでレースを見たこともなければ、ドライバーと直接話をしたこともなかった。
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