スクーデリア・トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、大きな期待を集めてF1にデビューしたダニール・クビアトが結果を出せなくなっていった原因について、クビアトは自分で自分にプレッシャーをかけていたと語った。
レッドブルのジュニアドライバーだったクビアトは2014年にトロロッソからF1デビューを果たし、翌2015年にはセバスチャン・ベッテルの後任としてレッドブル・レーシングに昇格した。この年はチームメイトのダニエル・リカルドを3点差で上回り、ランキング7位を獲得。しかし2016年第4戦ロシアGPでクビアトがクラッシュした後、レッドブルはマックス・フェルスタッペンと交代する形でクビアトをトロロッソに降格した。
これはレッドブルからクビアトへのひとつの警告ではあったが、クビアトはたびたび決勝のオープニングラップにおいて焦りと判断ミスが重なり、事故を起こしたり、芳しくないレースをするなど、改善することはなかったとトストは語る。
「彼は時として、レースの序盤に攻撃的すぎた」とトストはFormula 1.comのインタビューにおいて語った。
「最初のコーナーが彼の弱点だった。彼は、何が何でも成功を収めようと、最初の100メートルで多くを求めすぎていた」
「そうするとプレッシャーを感じるものだ。不必要なプレッシャーだ。それでは決してうまくはいかない」」
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