マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPの最終ラップでキミ・ライコネンに仕掛けた、スリリングではあるものの禁止されている追い越しは、2017年にすべてのドライバーが直面したオーバーテイクの問題の典型例だったと語った。
フェルスタッペンはライコネンを追い越す際、コースを外れて走行する以外の選択肢を持っていなかった。結果として5秒のペナルティを科されたフェルスタッペンは、最終順位でライコネンより下位となった。
当時の彼は激怒したが、現在ではすべて終わったことだと考えており、公式サイトで以下のように語っている。
「もちろん、『なぜ? 素晴らしい動きだったじゃないか!』というのが最初のリアクションだった」
「でもルールに照らせば正しいことではなかった。あの週末は何もかもがルール通りではなく、ドライバーはコースを外れてもペナルティを受けることがなかった」
「常に前向きなことに目を向ける必要がある。いつだって表彰台を獲得することは素晴らしいことだ。でも16番手からスタートして4位でフィニッシュできたのだから、それだって素晴らしい結果だよ」
「(ペナルティは)ほとんどの人が考えたほど苦痛ではなかった。最終的に僕はそれを受け入れたんだ。良いレースだったし、最終ラップまで興奮が続く状況を、誰もが楽しんでいた」
同じ月の前半、彼はマレーシアGPでルイス・ハミルトンを下し、2017年シーズン初となる優勝を飾った。
「いい気分だったよ。でも正直なところ、勝つためだったら誰と戦かおうが関係ない。それほど特別な感じではなかったね」