フィアット・クライスラー・オートモービルズのCEOでありフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、F1のスポーツ担当マネジングディレクターを務めるロス・ブラウンに反発し、ブラウンは「十戒を読み上げるモーゼのごとく」振舞っていると批判した。
F1とFIA側から提示された将来のF1レギュレーション変更案に批判的な姿勢をとるマルキオンネは、最近「ブラウンがF1のDNAとは異なる方向に物事を進めようとしている」と発言、ブラウンのアイデアやアプローチを直接的に批判している。
F1側が示した、コスト削減、よりシンプルなパワーユニットの導入、パーツ標準化の推進などの提案に、マルキオンネは反発、新レギュレーションに納得いかなければF1から撤退するという発言を繰り返している。
「私は(リバティ・メディアの)チェイス・キャリーとは良い関係にある」とマルキオンネはSpeed Weekに語った。
「10日前に彼と会い、非常にオープンな対話を交わした」
「(だが)ロス・ブラウンが出てきて、グリッドガールを廃止すべきだとか、エンジンとシャシーがどうあるべきかといったことを話すことに、私は関心がない」
「ブラウンはまるで十戒を読み上げるモーゼのように振舞っている。だが私が彼の上司に電話してみると、それはブラウンの個人的意見だと教えられるのだ」
「だからそのような会話には加わりたくない。私は関係者と腰を据えて話をしたい。メディアを関わらせることは助けにならない」
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