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F1 ニュース

投稿日: 2017.12.26 13:28

2018年型マシンは「“ディーバ気質”のない、扱いやすいものに」とメルセデスF1

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F1 | 2018年型マシンは「“ディーバ気質”のない、扱いやすいものに」とメルセデスF1

 メルセデスF1チームのトップであるトト・ウォルフは、2018年シーズンは『W08』から“ディーバ”気質を取り除いたような、落ち着いたマシンを持つことが必要だと述べている。

 今シーズンの前半、扱いがあまりにも難しかったこの特性を取り除くよう、ウォルフはメルセデスの技術部門に求めている。

 ウォルフは10月の時点でも「我々のマシンはいまだにディーバ気質だ」と語っていた。つまり、ある週はメルセデスが圧倒的勝利を飾り、次の週はフェラーリやレッドブル相手に苦戦を強いられるという可能性があったのだ。

 フェラーリは2017年シーズンの開幕戦オーストラリアGPで優勝した。シーズン序盤のレースにおける戦いの状況は激しく変化した。しかしながらモナコGPでの不調により、メルセデスは劣勢に立たされた。

 チームがついに、完全にマシン性能を掴んだのは、サマーブレイクが終わってからだった。チームは激しい反撃に転じ、とうとうルイス・ハミルトンがセバスチャン・ベッテルから首位の座を奪い取ることに成功した。

 ウォルフは来シーズンに同じことを繰り返さないようにしたいと考えている。2018年シーズンは開幕からの接戦が予想されており、一貫性を保つことがタイトルを勝ち取るうえでの鍵になるからだ。

「“ディーバ”の性能は残したいが、手に余る部分は取り除きたい。最後には最も速いマシンになったが、それでもまだ気難しさがあった」とウォルフは語った。

 2017年シーズンを『W08』は最高の状態で終えている。メルセデスはアブダビGPで圧倒的優位に立ち、他のチームを完全に打ち負かした。しかしそれが来シーズンへ向けての兆候だとは受け止められないことを、ウォルフは理解している。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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