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F1 ニュース

投稿日: 2017.12.29 10:00
更新日: 2017.12.29 10:47

ホンダの“切り札”で2018年シーズンを盛り返せるか【今宮純が厳選する17年F1ニュース5選】

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F1 | ホンダの“切り札”で2018年シーズンを盛り返せるか【今宮純が厳選する17年F1ニュース5選】

 コース外のトピックスやニュース情報があふれた2017年シーズン、これからF1はどうなるのか。サキヨミしながら厳選ピックアップ、今回は“中辛口”で。 

トピックス(1):“ハロ”元年到来、コックピット保護装置・決定

コクピット保護システム“ハロ”をテストするフェルナンド・アロンソ

 イエスかノーか、賛否両論の論議が白熱した“ハロ(コックピット保護装置)”。18年導入が7月にF1ストラテジー・ミーティングで決定された。

 各ドライバーがフリー走行1回目でちょっと試し、イエスとノーに意見が分かれた。個人的には後者に同意するひとりだがお上がやると決めた以上、後戻りはできない。カッコいいとか悪いとか批判はしまい。ただFIAにはF1だけでなく、すべてのフォーミュラカーに装着するよう指導を望みたい。

 F1ドライバーだけが飛んでくる物体から守られ、ほかの新人たちが競うF2やF3、F4はオープン・コクピットそのままというのはおかしくないか。むしろそのカテゴリーのほうが接触事故は多く、デブリ(飛散物)が当たる危険性は高いのだから。

 ともあれ2018年の開幕戦グリッドには、コクピットを格子状の“ハロ”で囲まれたニューマシン20台が並ぶ。1950年に始まったグランプリで初めて見る異様な光景……。ドライバー(ヘルメット)が視認できるようなTVカメラ・ワークを期待しよう。

トピックス(2):殿堂入り33人のチャンピオン、式典に来なかったのは?

ワールド・チャンピオンとして殿堂入りしたルイス・ハミルトンとキミ・ライコネン

 12月に『ホール・オブ・フェイム』が発表され、33人のワールド・チャンピオンが殿堂入りした。モータースポーツ界で偉業を成し遂げたドライバーを祝う制度がようやく出来た。

 式典には存命する歴代の王たちが列席、現役ではセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソが正装姿で参加。13年冬にスキー事故で重傷を負ったミハエル・シューマッハーの欠席はやむを得ないが、ルイス・ハミルトンとキミ・ライコネンの姿はなかった。それにしてもあらためて七冠王シューマッハーの現状、容態はどうなのだろう……。1月3日にミハエルは49歳の誕生日を迎える。


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