ドイツのAuto Motor und Sport誌が、現在F1に参戦するマニュファクチャラー4社のパワーユニットの推定馬力を明らかにした。
F1パワーユニットの仕様は2021年に大きく変更される予定であり、新世代PUでは1000hpの壁が破られる見込みだ。しかしメルセデスF1のエンジン部門責任者、アンディ・コーウェルは、現行パワーユニットでも時間をかければそれを成し遂げることができると述べている。
メルセデスは現在のパワーユニット規則が導入された2014年序盤と比較して109hpの向上を果たしているといい、この改善ペースが維持されるなら、2019年には1000hpに届く可能性がある。
各エンジンマニュファクチャラーは、ライバルのパワーユニットの性能をGPSデータをもとに分析しているという。当然のことながら完全に正確な値ではないものの、Auto Motor und Sport誌は、2017年の最終戦アブダビGPで、あるマニュファクチャラーから推定値を得たという。それによると、メルセデスは949hp、フェラーリは934hp、ルノーは907hp、ホンダの最新スペックは881hpだったということだ。
フィンランドのIlta Sanomat紙は、フェラーリは2018年に向けて40hpの向上を目指していると報じている。