スペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアのモータースポーツコラム。1月にデイトナ24時間に参戦するフェルナンド・アロンソ。ル・マン24時間に向けたリハーサルという面もあるが、もちろん優勝を諦めることはない。
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今年のデイトナ24時間における最大の話題は、IMSA全般や、DPiとLMP2マシンの違いなどはほとんど関係がない。むしろ話題の中心は2005年と2006年の2度にわたってF1タイトルを勝ち取り、昨年のインディ500では優勝に近づいた、フェルナンド・アロンソの存在にあるだろう。
だが、アロンソ自身も認識しているように、耐久レースはF1とまったく異なるもので、そこには彼がコントロールする余地がないチャンスの妨げになるような多くの要素がある。両レースとも伝説的な存在であるとはいえ、デイトナ24時間はインディ500ではないのだ。
今回のアロンソはトップ層のチームにいるわけではない。アロンソはインディ500に2016年と2017年に優勝を飾ったチームから参戦したものの、この1月に彼がレースに出るのは、デイトナ24時間に復帰しようしているチームから参戦する。
さらに、彼がランド・ノリスとフィル・ハンソンとともにドライブするリジェJS P217は、2017年シーズンに優位にあったキャデラックのようなDPiマシンほどの競争力がない。