マクラーレンF1チームでエグゼクティブディレクターを務めるザック・ブラウンは、インディカーで活躍するスコット・ディクソンとジョセフ・ニューガーデンには、F1でも走れるだけの“卓越した才能がある”と賞賛している。
最近、ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、現在F1で高い競争力を持ってレースを戦えるアメリカ人ドライバーはひとりもいないと発言した。ブラウンはこれに対して反対意見を述べている。
シュタイナーの発言は、インディカーのコミュニティから反発を受けた。25日にデイトナで行われた記者会見において、ブラウンはシュタイナーの意見に反対し、警笛を鳴らしている。
「最も問題なのは、テストが不足していることだ。プレシーズンテストは8日間しかなく、マシンも1台しか使えないため、ドライバーをローテーションするしかない。フェルナンド(・アロンソ)とストフェル(・バンドーン)の4日間を減らすことは、理にかなっていない」
「つまり規則が変更されるまでは、F1やF2以外のカテゴリーで走るドライバーがF1に食い込むことは難しいということだ。彼らはとても不利な状況にある」
「このシステムが、誰か他のドライバーを連れ込むことを不可能にしている。トロロッソが、ブレンドン・ハートレーのようなドライバーを起用したのは素晴らしいことだと思う。決定にはリスクがあったはずだが、彼はすべてのコースを知っている」
「特に、ジョセフ・ニューガーデンには素晴らしい才能があると、私は思っている。そしてニュージーランド人のスコット・ディクソンもだ」