ケビン・マグヌッセンが、2017年についてはルノーにとどまることを望んでおり、どこか別のチームへ行きたいと考える理由はないと語った。
昨年のロータス買収交渉に時間がかかったことから、2016年シーズンにおけるルノーの競争力は大きく損なわれた。それもあって、彼らはすでに2017年に向けての準備に努力を集中しようとしている。そして、マグヌッセンもそうした判断を支持し、その犠牲の見返りを得るために来年もこのチームで仕事をしたいと考えているという。
「今年のクルマの開発に全力を注いだとしても、上位との差がこれほど大きいと、結局状況はあまり変わらないだろう。つまり、改善は見られるかもしれないが、いきなり勝ち始めるとか、ポディウムを争えるようになったりするとは思えないということだ」
「おそらく、ほんの少し良くなって、上位との差がほんの少し縮まるだけで、大勢に影響はないと思う。僕は今後もこのチームにとどまるつもりでいるから、来季以降のことに努力を集中していきたい」
マグヌッセンは、今年のシーズン開幕直前、パストール・マルドナドが抜けた穴を埋める形でルノーに起用された。彼は契約の延長について、ルノーの考えも自分と同じに違いないと信じている。
「僕は今後もチームに留まりたいという気持ちをはっきりと示してきた。そして、自分がこのチームの一部であり、チームの未来の一部であると思っている。それが僕の勝手な思い込みだと考える理由は、いまのところ見当たらない」
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