パスカル・ウェーレインは、メルセデスの2018年F1シーズン公式リザーブドライバーに就任した。
ウェーレインは冬の間にザウバーのレースシートをシャルル・ルクレールに明け渡すことになったが、メルセデスが彼をチーム傘下に留めるという約束は果たされたことになる。
メルセデスはウェーレインに新たなフルタイムのF1レースシートを見つけることができず、23歳の彼をチームのテストドライバーに起用する可能性を先月ほのめかしていた。
「パスカル(・ウェーレイン)については、適切な解決策を見つけることができなかった。だが彼は我々のリザーブドライバーだ。どのような選択肢が出てくるか様子を見ていく」とメルセデス・モータースポーツのボスであるトト・ウォルフは述べた。
しかしながらウェーレインは、先般発表されたとおりDTMへと復帰するため、すべてのF1グランプリに帯同するわけではない。今年はノリスリンク・ラウンドがフランスGPと、ミサノ・ラウンドがベルギーGPと日程が重複しているのだ。
それらの日程では、メルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルが、ルイス・ハミルトンかバルテリ・ボッタスが欠場する場合に備えて代役として控える。
現GP3王者のラッセルは、今年F2チャンピオンシップに参戦するため、どちらにしろ両レースに姿を見せることになる。
「F2でジョージ(・ラッセル)がどのような実績を出すか見ていく。彼は我々のシミュレーターで素晴らしい仕事をしてくれている。GP3タイトルを獲得することで、期待にも応えてくれた」とウォルフ。
2017年にフォース・インディアのフリー走行を2度担当したラッセルは、今シーズン、フォース・インディアの正式リザーブドライバーになることを望んでいた。しかしながら、その後チームのリザーブ兼テストドライバーにはニコラス・ラティフィが起用されている。