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F1 ニュース

投稿日: 2018.02.27 20:58
更新日: 2018.02.28 11:46

トロロッソ・ホンダ密着:トラブルフリーで終わったテスト初日、今季は「極端に信頼性に振らない」方向目指す

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F1 | トロロッソ・ホンダ密着:トラブルフリーで終わったテスト初日、今季は「極端に信頼性に振らない」方向目指す

 ここ3年間の開幕前テストというと、ほとんど残念な記憶しかない。ホンダは毎年、初日からトラブル続出で、まともに走れたためしがなかったからだ。トロロッソと組む今年こそは、大丈夫なのではないか。そう思いつつも、一抹の不安は拭えない。 

 当事者のホンダも思いは同じだったのか、今年は例年以上に多くのスタッフがカタロニア・サーキットに集結し、万全の体制でテストに臨んだ。具体的な人数は教えてもらえなかったが、日本からの出張者とイギリス・ミルトンキーンズ駐在の技術者など、少なくとも20名は来ていたはずだ。

 テスト初日。約10分遅れの午前9時10分から始まった合同テストで、真っ先にコースインしたのはトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーだった。インスタレーション走行を終え、各部のチェックの後、再び走行を開始。ホンダ製パワーユニット独特の、すこしくぐもった排気音は今年も変わらない。

 ハートレーの周回数は順調に増え続け、昼過ぎには全10台中最多の72周を周回。さらに昼休み直前には、ソフトタイヤで1分22秒371の自己ベストを叩き出し、総合5番手で午前のセッションを終えた。

 午後になると気温が急激に下がり、さらに小雨も降り始めたために、チームはこれ以上の走行は意味がないと判断。1時間以上前倒しで、切り上げることを決めた。ハートレーの周回数は93周。トロロッソとホンダの初仕事は、成功裏に終わった。


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