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F1 ニュース

投稿日: 2018.02.27 21:38
更新日: 2018.02.28 00:55

F1 Topic:ヨーロッパに異例の大寒波襲来。雪予報によりバルセロナテストが延期の可能性も

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F1 | F1 Topic:ヨーロッパに異例の大寒波襲来。雪予報によりバルセロナテストが延期の可能性も

 フランス・パリで日中マイナス6℃、イタリア南部のナポリで雪が降るという、ヨーロッパ全域を覆う大寒波。その影響を、バルセロナのF1テスト現場ももろに受けている。

 初日の午前中こそ暖かな日差しに恵まれたが、午後からは急激に気温が低下。降り出した雨は夕方にはみぞれに変わり、明け方のサーキット周辺はうっすらと雪化粧が施されていた。

 テスト2日目は雨こそ降っていないが、終日曇天。正午の時点で気温3℃、路面温度は10℃がやっとだ。タイヤ評価もまともにできない低温コンディションだが、3日目は雪、最終日は大雨という予報が出ていることもあって、各チームは無理やりという感じで周回を重ねている。

サーキット付近に路駐していたクルマ。午前10時までは0度を下回っていた

 この事態を受けて、「天候回復が期待できる金曜日以降に、テストを延期すべき」という意見が出ている。しかし金曜日はウイリアムズ、土曜日にはフェラーリが、それぞれプロモーション撮影のためにサーキットを貸し切る予約を済ませている。

 火曜日朝には各チームのマネージング・ディレクターが集まって、対策を協議した。しかしこの種の変更には全10チームの満場一致の同意が必要で、現時点では同意には至らなかった。とりあえずは3日目朝に路面コンディションを確認し、とても走れない状況であればそこで延長を決めるという方向で、話し合いが進んでいる。

 過去のウインターテストでは、1999年1月のバルセロナが雪のために中止になっている。しかしまもなく3月を迎えるこの時期に、これだけの寒さに見舞われることはまったく異例の事態である。


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