マクラーレンF1チームは、第1回プレシーズンテスト最終日、ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソにより161周を走行し、作業の遅れを幾分取り戻すことができた。
テスト3日目は雪と雨のためにプログラムを進めるのが難しい状況となり、4日目午前中もウエットコンディションだったが、昼過ぎには路面は乾き、ドライタイヤで走行することが可能になった。
バンドーンは朝から夕方まで走行、前日にほとんど走行できなかったアロンソが16時ごろからマシンに乗った。バンドーンは110周を走り、ハイパーソフトタイヤでの1分19秒854で15人中2位。アロンソは51周を走行、スーパーソフトで5位タイムとなる1分20秒929を記録した。合計161周というのはチーム単位では最多周回数にあたる。
マクラーレンは前半2日はトラブルに見舞われ、走行時間を大幅に失った。1日目はホイールナットのトラブルによりアロンソのマシンの右リヤホイールが脱落。2日目にはエキゾースト関連の問題が発生した。
実はテスト4日目にもトラブルは起きており、マシンのヒートシールドに穴が開き、熱によるダメージがあったということだ。しかし大きなダメージではなかったため、それほど時間を失わずに済んだとレーシングディレクターのエリック・ブーリエは明かしている。
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