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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.14 07:30
更新日: 2018.03.14 07:41

開幕戦に強いトロロッソと信頼性を確保したホンダPUで入賞も現実味/今宮純のF1チーム採点

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F1 | 開幕戦に強いトロロッソと信頼性を確保したホンダPUで入賞も現実味/今宮純のF1チーム採点

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点で第2回バルセロナ合同テスト後のチーム状況を採点。快晴の中、絶好のテスト日和となったバルセロナサーキットで各車は積極的に周回。トップチームだけでなく、第2集団の状況も明らかにしていく。

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■メルセデス ☆4.5+

第2回バルセロナテスト:ルイス・ハミルトン
第2回バルセロナテスト:ルイス・ハミルトン

 ドライバーもエンジニアたちも、第2回バルセロナテストの4日間でさらに自信を深めた。総合計4841km走破、昨年の5102km、16年の6024kmには及ばなかったのは雪みぞれ天候で1日分少なくなったから。

 それでも実質的に6週末マイレージを満たす距離(PU細部をどう変えたか不明でも)、今年のパワーユニット3基制限(1基=7戦)のハードルに唯一迫れた。ハミルトンが最終日にレースシミュレーションでベスト1分19秒464(SSタイヤ)、このハイペースはボッタス自身も意識せざるを得ない。

 彼はソフト寄りスペックでブリスターを訴えたがそれは他チームにも出ていること。大きな不安要素にはなるまい。18年『第0戦』バルセロナ・テストも首位、限りなく五つ星に等しい……。

■フェラーリ ☆4

第2回バルセロナテスト:キミ・ライコネン

 ベッテルとライコネン1-2タイム、懸命なパフォーマンス追及テストを実行。その意図はメルセデスを追うためと同時にレッドブルを警戒、チームとしてこの“1-2解答”がどうしても欲しかったのだろう。

 これは昨年と全く一緒だ。予選モードをトライしつつPUのオイル燃焼技術をテスト、我々には全く見えないエンジンオイル『シェル』の開発が開幕で実るか。かなり危機感が漂うラスト4日間だった。

■レッドブル ☆4.5

第2回バルセロナテスト:マックス・フェルスタッペン
第2回バルセロナテスト:マックス・フェルスタッペン

 最後2日のテストメニューに注目したい。7日目マックス・フェルスタッペンが187周を走り、レースシミュレーションを徹底、ベストタイムは総合20位にとどまった。なぜパフォーマンスランをしなかったのか(させないのか)。

 一方、ダニエル・リカルドは前日に165周して総合4位タイム。レース重点のフェルスタッペンは手の内を隠したのだろうか。今年これから二人の間にひょっとすると何か“スパーク”しそうな気配あり……。


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