レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2018.03.14 11:00
更新日: 2018.03.22 22:37

フェラーリ、合同テスト1-2もロングランペースに課題あり/全チーム戦力分析(4)

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | フェラーリ、合同テスト1-2もロングランペースに課題あり/全チーム戦力分析(4)

 F1バルセロナ合同テスト2回目が終了し、マシンの速さそして信頼性が見えてきた。今回は全チームの戦闘力を分析し10回にわたり連載していく。第4回目は合同テストで総合1-2位のタイムを叩き出したフェラーリだ。 

———————————

●フェラーリ(チーム戦力:95点)
 今年の合同テストで堂々のトップタイムをマークしたのはフェラーリだった。セバスチャン・ベッテルが自身の最終テスト日となる3月8日に1分17秒182を叩き出すと、チームメイトのキミ・ライコネンも最終日の3月9日に1分17秒221をマークして総合2位につけた。

 このタイムは昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録した1分19秒149という2007年のレイアウト改修後のカタロニア・サーキットのコースレコードを塗り替えるスーパーラップだった。

 だが、フェラーリが記録したベストタイムはいずれもハイパーソフトを装着したもの。ピレリによれば、ハイパーソフトとウルトラソフトのタイム差は、1周あたり0.7秒。同様に、ウルトラソフトとスーパーソフトの差は0.6秒。スーパーソフトとソフトの差は0.4秒。そしてソフトとミディアムの差は0.85秒だという。

2018年第1回F1バルセロナテスト2日目:セバスチャン・ベッテルとジョック・クレア(フェラーリ)

 昨年のソフトは今年のミディアム。もし、メルセデスがハイパーソフトを履いていれば、1分16秒599あたりのタイムは出していたと考えらる。つまり、トップタイムは出したものの、フェラーリのアドバンテージはそれほど大きくはない。

 フェラーリには一発のタイムで数字ほどのアドバンテージがないだけでなく、ロングランでも課題が露わになっている。


関連のニュース