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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.20 19:17
更新日: 2018.03.21 06:55

F1開幕直前【今宮純】キーポイント:メルセデスが警戒するレッドブルの潜在スピード。天候次第で大番狂わせも

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F1 | F1開幕直前【今宮純】キーポイント:メルセデスが警戒するレッドブルの潜在スピード。天候次第で大番狂わせも

 2018年シーズンのF1がいよいよ開幕。チャンピオンチームのメルセデスとそれを追うフェラーリとレッドブルの三つ巴戦。今季からホンダPUを搭載するトロロッソなど、F1ジャーナリストの今宮純が今週末に迫った開幕戦オーストラリアGPの見どころを解説。 

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『オーストラリアン・オープン』は、いきなりウェットレースで開幕か。今年もまた天候が気になってきている――。最多21戦ある18年シーズン、初戦はF1通算977戦目、来年は記念すべき“1000GP”を迎えるプレ・イヤーだ。

 10年もオーストラリアGPはウェットレースだった(この年は第2戦)。イメージとして晴天日和なアルバートパークの印象があるかもしれないが、過去10年に雨がらみセッションは10回も。最近では14年の予選が雨、13年には大雨で予選Q2が日曜に順延された。月曜時点の長期予報によれば土曜は気温28度前後(雷雨あり)、日曜は下がって23度(降雨確率75%)、つまり荒れ模様だ。

ハミルトンはレッドブルF1の速さを警戒している

 なんといってもオーストラリアはルイス・ハミルトンがPPキング、4年連続PPを奪取しているのはこことイタリアGPだけ。だが勝ったのは15年のみでニコ・ロズベルグ、そしてセバスチャン・ベッテルに逆転を許している。

 このことからうかがえるのは、高難度コースでアタック力を発揮するが(とくにセクター1)、スタートからぶっちぎるパターンにはもっていけてない(14年はマシントラブルも)。

2018年F1開幕戦オーストラリアGP 着々と開催準備中

 合同テスト段階からメルセデスはレッドブルとフェラーリの拮抗戦力を意識、“三つ巴戦”にそなえてきた。完全な予選PUモードとハイパーソフトを試みず、合計1040周の50%以上の525周をミディアムで走り込み、セットアップ・バリエーションを精査。防衛戦にさらに慎重になっていた。

 ソフト系スペックを履いたボッタスにブリスター傾向があったものの、それは他チームにも発生、新舗装されたバルセロナが原因とも考えられる。

 ドライ予選であるなら(順当な予想をするならば)、3列目まではシルバー&レッド&ブルーのトリプルカラーが入り乱れて染まるだろう。あえて言うならハミルトン、ベッテル、マックス・フェルスタッペンが3チームの先陣をきるか。


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