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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.22 07:20
更新日: 2018.03.22 07:29

F1 Topic:トロロッソと組んだホンダがPUの信頼性向上を徹底させた理由

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F1 | F1 Topic:トロロッソと組んだホンダがPUの信頼性向上を徹底させた理由

 合同テストでマクラーレンが何度もトラブルに見舞われる中、今年からトロロッソとタッグを組んだホンダは、F1に復帰して以来、最長の距離となる3825kmを走り込んだ。

 なぜ今年、ホンダのPUは信頼性が大きく向上したのか? 

 最大の理由は、栃木県にある技術研究所『HRDさくら』のエンジニアたちの努力だ。テスト後、山本雅史ホンダモータースポーツ部長は次のように語った。

「オフシーズンの間に、研究所(HRDさくら)で見直せることは全部、見直しました。目に見えない積み重ねが、バルセロナでの結果に反映されたのだと思います」

 現在のF1は年間に使用できるPUが制限されているため、開幕戦に投入するPUを少しでも進化させようと、オフシーズンの間の開発は性能向上を目指すことを優先しがちである。

 しかし、今年ホンダはあえて信頼性向上を徹底させたのだ。それはホンダが自分たちのことだけを考えて下した決断ではない。新しいパートナーとなるトロロッソのことも考えて判断した結論だった。

「ピエール(ガスリー)もブレンドン(ハートレー)も、今季が初めてのフルシーズン。クルマに慣れるためには、実走に敵うものはない。だから1回目のテストではコース上でしっかりと走ってもらうために、パフォーマンスよりも信頼性に振ったパワーユニットを準備しました」と山本MS部長。


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