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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.22 21:14
更新日: 2018.03.23 05:52

F1オーストラリアGP 木曜会見:リカルドへの挑発的な質問に同席したチャンピオンふたりが困惑

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F1 | F1オーストラリアGP 木曜会見:リカルドへの挑発的な質問に同席したチャンピオンふたりが困惑

 昨年、リバティ・メディアに変わって、さまざまな改革が行われているF1。毎グランプリ、木曜日(ドライバー)と金曜日(チーム関係者)に行われているFIA会見も、今年から変更が加えられた。 

 昨年までは各グランプリ6人が出席し、昨年はさらにそれが3名ずつの2グループに別れて会見を行っていたが、オーストラリアGPの会見は木曜日も金曜日も3名ずつ。今年最初の会見に招かれたのは、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルドの3人だった。

 合同テストで調子が良かったメルセデス、フェラーリ、レッドブル。つまり、この3人は今シーズンのチャンピオン候補でもある。会見は3人とも気分良くスタートしたが、記者席にいたオランダ人メディアからの質問に、少しだけ空気が張り詰めた。

将来のチャンピオン候補と目されるマックス・フェルスタッペン

 それは「あなたたちの背後に、次のワールドチャンピオンとしてオランダ人が座っていると思いますか?」というものだった。オランダ人とは、マックス・フェルスタッペンのことである。

 この質問に、強く反応したのがフェルスタッペンのチームメイトであるリカルドだ。
「どうして、僕のほうを見て質問しているんだい?」

 中央に座っていたハミルトンは、その場の雰囲気をなんとかしようと「いい答えが見つからないな~」と当たり障りのない答えで間を持たせたものの、雰囲気を変えられなかったため、左隣に座っていたベッテルのほうを見て、「いい答え、ある?」と助けを求めた。

 リカルドの元チームメイトのベッテルは「ここに座っている中からチャンピオンが誕生することを願っているよ」と丸く収めた。

 この日の会見では、リカルドとレッドブルとの契約が今年いっぱいであることも触れられた。ここでもベッテルとハミルトンがこんなアドバイスもした。

「彼はシートを失うことなんてないから、慌てることはない。じっくりと考えればいい」(ベッテル)

「契約を巡ってチーム内で孤立していったドライバーを何人も知っている。現在のF1チームには多くのスタッフがいて、ドライバーは彼らを励ますことで、彼らにやる気を出させるという非常に重要な役割があり、それが結果として自分の目標を達成する力となる。彼は素晴らしいチームにいるのだから、無用に波風を立てるべきじゃない」(ハミルトン)


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