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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.28 07:00
更新日: 2018.03.27 17:52

【ブログ】Shots!──安全性はわかるけど、やっぱりハロは…/F1オーストラリアGP

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F1 | 【ブログ】Shots!──安全性はわかるけど、やっぱりハロは…/F1オーストラリアGP

 セバスチャン・ベッテルの優勝で幕を閉じたF1開幕戦。その様子を熱田護カメラマンのベストショットとともにお楽しみください。

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開幕戦が終わって、気になるところを書いていきたいと思います。
勝ったセバスチャン・ベッテル選手と2位のルイス・ハミルトン選手の差が予想以上に無かったことに少しホッとしています。

僕としては、何と言ってもフェルナンド・アロンソ選手の5位が嬉しかった!
運も味方したとはいえ、5位は素晴らしい!
ミスなくマシンの能力を100%出し切ってチェッカーを受ける。アロンソ選手だからこそ出来る、素晴らしい仕事をしたと思います!

そして、日本の期待を背負っているトロロッソ・ホンダ。
テストの結果が良かったのもあって期待をしていた方は多かったと思います。

日本のファンからのメッセージの前に立つ、我らがピエール・ガスリー選手とブレンドン・ハートレー選手。
トロロッソ・ホンダはハートレー選手が16位、ガスリー選手が20位からのスタートを切ります。
予選ではアタックがうまくいかなかったそうで…
もちろんふたりは若いルーキー、これからの選手です。
でも、ルーキーとはいえここに来るまでにた~くさんのレースを経験してきているわけです、選ばれしF1ドライバーなのですからミスの連発だけは避けていかなければなりません。

スタート。
トロロッソのふたりは左の後方。ハートレー選手はこのタイヤスモークでタイヤをダメにしてしまいピットイン、そしてパンク、完走するものの最下位の15位。スモークの後ろにいるガスリー選手はホンダPUトラブルで13周でリタイア…

レースは結果が全て、予選の順位、レース内容ともに残念ながらファンの期待には応えられず終了となりました。

ホンダのスタッフに「チームの雰囲気はどうですか?」と聞くと、みんな去年までとは違って素晴らしくいいですと笑顔で答えてくれます。
イタリアの気さくで優しいチームスタッフ。
ガレージの雰囲気もトップチームとは違います、どことなくホンワカしています。
例えば、レース前に戦闘機が飛んで来れば、スタッフ半分くらいがピットロードに出てうわーって見物している。そんな感じ。
ミナルディーからトロロッソという名前に変わっても、いいイタリアの雰囲気が漂うチーム。

そもそも、ご存知のようにトロロッソというチームはずっと下位チームであります。
新人を発掘してきたというイメージ、セバスチャン・ベッテル選手、ダニエル・リカルド選手、マックス・フェルスタッペン選手、カルロス・サインツJr.選手、昔のミナルディーで言えば、アロンソ選手。
みんな、このチームでキラキラした速さを見せて上のチームに移籍していきました。
ベッテル選手の雨のモンツァでの優勝はすごかった!(2008年第14戦)
最近では、サインツ選手が移籍したくてやっとの思いでルノーに移籍ができましたというレベルのチーム。
いろんな意味で、こんなチームも必要だと思うんです。

でも、成績を追求するのであればチームの規模や人材からしても求めているものと返ってくるものには差ができます。

マシンの速さは、車体が7、PUが3と言われるほど車体の重要性が大きい。

ですから、少なくとも今年のトロロッソ・ホンダには多くを求めず、おおらかな気持ちで応援をお願いしたく思います。

ホンダさんには、少なくとも現状3位のPU、ルノーに追いつき追い越すことをやってもらって、レッドブルに載せてもらう。
そしたら、日本人ドライバーがトロロッソ、その日本人がトロロッソで大活躍、レッドブルのドライバーになる、優勝する、盛り上がる日本のF1!


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