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F1 ニュース

投稿日: 2016.08.02 06:30
更新日: 2016.08.02 10:45

来季の収益確保を目指すシルバーストン、観客席増設など集客策を検討

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F1 | 来季の収益確保を目指すシルバーストン、観客席増設など集客策を検討

 シルバーストン・サーキットが、F1開催費用の高騰に対応すべく、さらに2万5000人分の観客席の増設を計画している。
 昨年のイギリスGPは10年ぶりに黒字となり、120万ポンドの利益を出したが、同サーキットのマネージングディレクター、パトリック・アレンは、2016年も2年連続で「黒字になるはず」との自信を示している。今年の決勝日の観客数は2015年より1000人ほど少ないだけの13万9000人を記録し、3日間通算での入場者数は35万人だった。

 アレンが計画しているのは、さらに観客席数を増やし、同時にグランドスタンドをコースに近づけることだという。
「予算の問題もあるが、観客にコース上でのアクションをもっと間近に見てもらいたい。その可能性について、FIAやチャーリー・ホワイティングと話し合いをしているところだ。たとえば、べケッツやナショナルコースのピットストレートあたりは、少しコースから遠すぎるので、これらをもっと近づけたいと考えている」

「これが実現すれば、ファンだけでなくドライバーにとっても、よりエキサイティングになるだろう。ドライバーはただ遠くのほうに観客が見えるのではなく、1周を通じてずっとアリーナの中を走っているように感じるはずだ」

「グランドスタンドの数を増やすことも考えているが、これには相当な予算が必要だ。ひとまず、既存のスタンドの改修から始めたい。スタンドをコースに近づければ、それに伴って座席数を増やすこともできるだろう。現在のスタンドは合計で約6万5000席だ。私はこれを9万席に増やしたいと考えている」

「おそらく、3年がかりで段階的に進めることになる。だが、もしそれなりの額の投資をしてくれる人がいれば、もう少し早く完成させられるかもしれない」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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