元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロは今年初めに緊急手術を受けた理由を明らかにし、生きていられるのは幸運だと述べている。
323回のF1グランプリに参戦した経験を持つ45歳のバリチェロは、今年の1月にシャワー中に倒れ、フロリダの病院へ緊急搬送された。診断は脳腫瘍で、緊急の外科手術が必要であることが分かった。
「頭の中に、突然鋭い痛みを感じたんだ」とバリチェロはブラジルのGloboとのインタビューで説明した。
「まるで頭が爆発しそうな感じがして床に倒れてしまった。数分後に、やっと妻のシルバーナに助けを求めることができた」
「すぐにこれは深刻な問題だと気づいた。友人の医師に電話したところ、幸運にも彼はすぐに状況の深刻さを分かってくれた。僕は本当に幸運だったんだ」
「その後、間もなくして僕は手術室にいた。後で医師は僕に、この病気は平均で7人中たったひとりの患者しか助からないと教えてくれた」
「再びレースに出ることはできないのではないかと心配したが、幸運なことにそうはならなかったよ」
バリチェロはソーシャルメディアに病院のベッドからの写真を投稿し、厳しい試練にあることをほのめかしていたが、病状についての詳しい情報は明らかにしていなかった。
幸いなことに11度のグランプリ優勝経験者であるバリチェロは、現在は健康を取り戻し問題なく過ごしている。