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F1 ニュース

投稿日: 2018.04.23 13:15
更新日: 2019.01.07 12:47

F1中国GP技術解説(1):風洞の結果が実走で再現できず苦戦するフォース・インディア

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F1 | F1中国GP技術解説(1):風洞の結果が実走で再現できず苦戦するフォース・インディア

 F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズが中国GPの週末に見つけた注目のアイテムを紹介、分析する。

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(1)フォース・インディア低迷の原因は?
 第2戦バーレーンGPまで、予想以上の低迷に苦しんだフォース・インディア。症状は主にマシンリアの不安定な挙動で、そのためタイヤマネージメントにもひどく苦労した。事態をさらに複雑にしたのは、CFDや風洞で出ていた性能が、実走ではまったく再現できなかったことだった。

 原因はいくつか考えられるが、ごく単純にいえば60%スケールでのシミュレーションは誤差が出やすく、フォース・インディアの場合はそれを的確に補正できなかったということだ。

フォース・インディア フロアの改良比較

フォース・インディア フロアの改良比較

 中国GP初日2回目のフリー走行では、セルジオ・ペレス車のフロアに改良を加えたものが、従来型のエステバン・オコン車と比較走行された。中国ではある程度の改善が見られたが、11、12位完走が精いっぱい。チームはスペインGPまでに解決を図りたい意向だが、マシンコンセプト固有の問題の恐れもある。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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