F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズが中国GPの週末に見つけた注目のアイテムを紹介、分析する。
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(1)トロロッソ発案のデバイスを、他チームがこぞって模倣
2連戦最初のバーレーンGPでは、ルノーがフロアのリヤタイヤのすぐ前に小さな橋状のパーツを取り付けた。これは昨年トロロッソが最初に考え出し、メルセデスがスペインGPから、フェラーリもベルギーGPから模倣したものだ。今季も本家トロロッソ、メルセデス、フェラーリ、そしてハースの各マシンが進化型を装着しているが、正確な効果はよくわかっていない。
(2)マクラーレンの切り込み
これもバーレーンGPでのアップデートだが、マクラーレンはサイドポッド脇のフロアの長い切り込みを、2ヶ所に分断した(黄色矢印)。この役割はリヤタイヤのすぐ前の細かい切り込みと、同様と思われる。ただしこれらの斜めの細かい切り込みは、レッドブルが9個もあるのに対し、マクラーレンは3個に留めている。