メルセデスF1チームのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは、もし自分がレッドブル・レーシングのボスであったら、同士討ちのアクシデントを起こしたマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドを厳しく叱責し、ふたりに損害を弁償させると語った。
F1アゼルバイジャンGPで、フェルスタッペンとリカルドはほぼ40周にわたりスリリングで妥協のないホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げたが、その戦いは悲惨な終わりを迎えることになった。レース終盤、ターン1に差しかかるところでフェルスタッペンの追い抜きを試みたリカルドが彼のマシン後部に追突し、両ドライバーともリタイアを喫したのだ。
メルセデスも、激しいライバル関係にあったルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがチームメイト同士だった時代には何度か同士討ちを経験している。ラウダは彼なら今回のフェルスタッペンとリカルドの問題にどう対処したかと尋ねられて、こう答えた。
「私だったらトト(・ウォルフ)と一緒にふたりをオフィスに呼び出し、彼らがもたらした損失について年俸から差し引くと告げるだろう」とF1の伝説的存在であるラウダは語った。
「我々は一度そのことを検討したことがある。結局は実際にそうする必要はなかったが」
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