ハースF1チームのケビン・マグヌッセンが、F1アゼルバイジャンGP後に広く報道された発言について釈明を行った。マグヌッセンはライバルからしばしば批判されているアグレッシブなスタイルについて語ったが、これについて誤解が生じていると考えたようだ。
バクーでの決勝終盤にマグヌッセンはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーと接触したことで、ペナルティを受けた。
マグヌッセンはコース上の行動においてライバルたちから非難されることが多く、ガスリーもクラッシュ直後、「ケビンは、僕が今まで一緒にレースをしたドライバーのなかで一番危険なドライバーだ」と激怒していた。
アゼルバイジャンGPの土曜にロイターが発表したインタビューにおいて、マグヌッセンは、ライバルたちからの批判について聞かれ「妥協するつもりはない。全力で戦って、マシンのなかで死ぬよ。遠慮などしない」と語っていた。
去年のハンガリーGPでニコ・ヒュルケンベルグを押し出す形になり、ペナルティを受けたことがあったが、この後、ヒュルケンベルグがメディアが集まるなかでマグヌッセンに怒りをぶつけ、口論になった。
この時のことを聞かれたマグヌッセンは「僕は全力でレースをしている。中団チームで走っていると、入賞は保証されていない。時には失うものがない状況なんだ」と答えた。
「ペナルティを受けるかもしれないし、フロントウイングを失うかもしれない。でも11位を走っていたら、失うものは何もない。だから(ポイントをつかむために)攻めていく。時にはかなりアグレッシブにいくべきときもあるんだ」