2018年F1第5戦スペインGPのフリー走行3回目が5月12日(土)の現地時間12時から開催された。天気は曇り、気温は20度、路面温度は昨日から約10度ほど低い33度、ドライコンディションのなか走行が行われた。
開始から7分、まずタイムを記録したのはトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー。スーパーソフトタイヤを装着し、1回目の計測で昨日のベストタイムを0.8秒上回る1分20秒486をマークする。その後ハートレーは更にタイムを短縮し1分20秒073を記録した。
開始15分すぎ、メルセデス勢がソフトタイヤを装着しアタック。バルテリ・ボッタスが1番手、ルイス・ハミルトンが2番手タイムを記録する。同時にフェラーリ勢はスーパーソフトタイヤを装着し、セバスチャン・ベッテルが3番手、キミ・ライコネンが4番手につける。
ボッタスは積極的に連続走行を行う。ソフトタイヤでコースレコードを破り、1分17秒873をマークしてみせる。その直後ハミルトンがさらにタイムを更新。1分17秒844でトップに立った。
残り20分。ベッテルが新品のスーパーソフトでトップタイムを記録したのを皮切りに、メルセデス勢もスーパーソフトでタイムアタックを敢行する。そこでハミルトンが1分17秒281を記録しトップタイムを塗り替えてみせる。
セッションも残り2分となったとき、ハートレーがターン9で大クラッシュを喫した。ハートレーのマシンはリヤが大破、赤旗が提示されセッションはそのまま終了となった。
最終的にトップにつけたのはハミルトン。2番手には100分の1秒差でボッタスが入る。3番手ベッテル、4番手ライコネンと、メルセデスとフェラーリがトップ4を占めている。
なお、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、クラッシュを喫したハートレーは17番手タイムを記録している。
■2018年F1第5戦スペインGP フリー走行3回目タイム結果
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’17.281 | 15 |
2 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’17.294 | 19 |
3 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’17.550 | 16 |
4 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ | 1’17.581 | 17 |
5 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1’17.981 | 16 |
6 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’18.357 | 15 |
7 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’18.706 | 16 |
8 | 55 | C.サインツJr. | ルノー | 1’18.783 | 16 |
9 | 14 | F.アロンソ | マクラーレン | 1’18.847 | 14 |
10 | 10 | P.ガスリー | トロロッソ | 1’18.886 | 17 |
11 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’18.905 | 16 |
12 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’19.013 | 5 |
13 | 31 | E.オコン | フォース・インディア | 1’19.121 | 20 |
14 | 2 | S.バンドーン | マクラーレン | 1’19.236 | 17 |
15 | 16 | C.ルクレール | ザウバー | 1’19.292 | 19 |
16 | 11 | S.ペレス | フォース・インディア | 1’19.376 | 17 |
17 | 28 | B.ハートレー | トロロッソ | 1’19.428 | 23 |
18 | 9 | M.エリクソン | ザウバー | 1’19.744 | 17 |
19 | 18 | L.ストロール | ウイリアムズ | 1’19.900 | 15 |
20 | 35 | S.シロトキン | ウイリアムズ | 1’19.909 | 13 |