5月13日現地時間午後3時10分、スペインGP決勝のスタートを迎えた。朝には小雨が降りGP3のレース2はウエットコンディションで行なわれたが、昼前からは晴れ間も広がって路面は完全ドライに。それでも気温は15度と低く、路面温度は35度となった。しかしレース中の降水確率は80%と高い。
予選不出走のブレンドン・ハートレーはスチュワードの裁定により出場を許可され20番グリッドが与えられ、ギヤボックスとパワーユニットを丸ごと交換して決勝に臨む。セルゲイ・シロトキンは前戦での接触事故で3グリッド降格を科されており19番グリッドとなった。
フェルナンド・アロンソがスーパーソフト、ニコ・ヒュルケンベルグとマーカス・エリクソンがミディアムを履いた以外は全車がソフトタイヤでスタートに臨んだ。
ターン1ではカルロス・サインツJr.がロックさせてターン2でケビン・マグヌッセンと僅かに接触しコースオフ。マグヌッセンはターン3で僅かにバランスを崩し、背後にいたロマン・グロージャンがその乱流を受けてスピン。
イン側に巻き込んできたことと激しくホイールスピンさせてタイヤスモークを上げたことで後方のヒュルケンベルグとピエール・ガスリーが巻き込まれてクラッシュ。ここで3台がリタイアとなりセーフティカーが導入されることとなった。
デブリ処理に時間を要し、レースは7周目に再開。この時点で順位は首位はルイス・ハミルトン、2番手セバスチャン・ベッテル、3番手バルテリ・ボッタス、4番手キミ・ライコネン、5番手マックス・フェルスタッペン、6番手ダニエル・リカルドとなり、7番手にはマグヌッセン、8番手サインツ、9番手シャルル・ルクレール、10番手にアロンソとなった。ハートレーは1周目にピットインし最後尾となったがセーフティカーの間にギャップは縮めて前のセルゲイ・シロトキンを追いかける。