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F1 ニュース

投稿日: 2018.05.15 15:54
更新日: 2018.05.15 15:56

F1 Topic:ボッタスの走りをメルセデスが称賛。スペインGPで2位表彰台獲得となった舞台裏

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F1 | F1 Topic:ボッタスの走りをメルセデスが称賛。スペインGPで2位表彰台獲得となった舞台裏

「レース終盤はもう(フロントの)タイヤが完全に終わってしまっていた。タイヤの表面のゴムがほとんどなくなってしまうと、温度が下がってしまって、グリップを失い、ブレーキングで簡単にロックアップする」

「だから、リスキーだったけど、とにかくゴムを動かし続けて、温度が下がらないようにした。(高速コーナーの)ターン3やターン9でね。ゴムがなくなって、ベルトが表面に出始めていたから、高速コーナーで負荷をかけるとタイヤを傷めてしまうリスク可能性もあった。パンクする危険性があった。でもとにかくやるしかないと思って動かし続けたよ」

 これはスペインGPで2位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタスのレース後のコメントだ。この日、多くのドライバーが1ストップにチャレンジして成功させたが、その中で最も長い47周のスティントを走ったのがボッタスだった。

 今回のスペインGPにはピレリはブリスターの抑制させる目的で、トレッド面のゴムを0.4mm薄くしたタイヤを投入していた。結果、ブリスターに悩まされるドライバーは出なかったが、摩耗に苦しむドライバーが少なくなかった。

 それにしても、なぜメルセデスは47周も走らせる作戦を採ったのか。メルセデスのチーフ・レース・ストラテジストのジェームス・バレスに真意を尋ねてみた。

「われわれもそんなに長いスティントを走らせる予定はなかった。通常であれば、ルイス(・ハミルトン)がピットインした25周目ぐらいまでは走らせる予定だった」

 そんな中、2番手を走るフェラーリのセバスチャン・ベッテルが17周目にピットインした。

「フェラーリが2ストップで来ることは予想していたから、われわれはルイスをプランA(1ストップ)のままでレースを続けさせ、3番手のバルテリの作戦をプランAからプランB(2ストップ)に切り替えて、ベッテルをオーバーカットして確実に2番手を取りにいく戦略を採った」


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