メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフは、F1でライバル関係にあるルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの関係を管理するのは、時間のかかる仕事だと語っている。
ウォルフは、特にスペインとオーストリアでの同士討ちが、ふたりの関係に影響を及ぼしたと考えている。結果としてチームは長いミーティングを開き、メディアによる追求に対応し、今後ドライバーが守るべき新たなルールを設けることになったが、これにふたりが従う保証はない。
「ほぼ全てのレースで勝利を手にするというのは、我々が望んでいたものだったので、シーズン前半は振り返ってみれば前向きだった」とウォルフ。実際、夏季休暇前の12レースではメルセデスが11レースで優勝している。
「しかし論争とライバル関係というものは、簡単に制御できるものではない。これが、同等の機材と機会を与えられたふたりのナンバーワンドライバーを抱えた結果であることは、受け入れており理解もしている。とはいえ(対処には)多くの時間を要し、影響も長く続く」
「前向きな部分としては、毎週末(同士討ちが)発生するのでなければ、今シーズンのチャンピオン争いにストーリー性を持たせることができた。私の考えはクリアになっている。同士討ちや、ヘッドラインに載るようなことは避けたい。そしてただレースに勝ちたいが、我々はエンターテイメント業界にいるんだろうね」
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