レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2018.06.08 12:21
更新日: 2018.06.08 14:58

F1カナダGP 木曜会見:同じ質問にうんざり気味のフェルスタッペン「正直ちょっと参っているよ」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | F1カナダGP 木曜会見:同じ質問にうんざり気味のフェルスタッペン「正直ちょっと参っているよ」

 6月に入り、F1はこの時期恒例となったカナダGPを迎えた。木曜日のFIA会見に出席したのは、今回が母国グランプリとなるランス・ストロール(ウイリアムズ)のほかバルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)の4人だった。 

ランス・ストロールにとっては、母国GPとなるカナダ

 会見は、まず地元カナダ・ケベック州出身のストロールからスタートした。
「家族と多くの友人たちがいる地元に帰ってきて、本当にリラックスしているし、楽しい時間を過ごしている。いまは、明日から始まるグランプリが待ちきれない気持ちでいっぱいだよ」と、和やかに幕が開けた。

 しかし、司会者がウイリアムズのパフォーマンスについて触れる。するとストロールの顔から一瞬笑顔が消えたが、気を取り直して、こんな模範回答を示した。

「ウイリアムズがモナコを得意としていないのは、いまに始まったことじゃない。彼らは自分たちの弱点を分析しているし、ここはモナコとはまったく異なるサーキットだから、気持ちを切り替えて戦いたいね」

 この日の会見は、出席者のキャラクターなのか、あるいは質問の内容のせいなのか、この後も全体的に、壇上のドライバーたちが笑顔になることが少なかったのは気のせいだろうか。その中でも特に笑顔がなかったのが、フェルスタッペンだった。

 司会者が「チーム内からも『レースに対するアプローチを変えた方がいいのではないか』という声がモナコGPの後にあったようですが、そのことについてはどう考えていますか?」とすると、フェルスタッペンはこんな返答をしたのである。

「アプローチを変えた方がいいんじゃないかって、同じ質問を繰り返されていて、正直ちょっと参っているよ。いままでアプローチを変えたことは一度もないし、アプローチを変えなかったから、いまここでレースができていると信じている」

「確かに今年、僕は何度かミスを犯したけど、ミスを犯したのは今年が初めてじゃないし、それをいつまでも繰り返して質問するなんて理解ができない。とにかく、レースが終わったばかりのいま、その話をするべきじゃないと思うから、僕はだれからの意見にも耳を傾けるつもりはないよ。もっとほかにも質問すべきことがあるんじゃない?」


関連のニュース